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【荒川 細沢】8/12~8/13 [沢・谷]

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駐車場からバスに乗り、とあるバス停で降りたのは自分と男女5人グループ。

彼らも行先?は同じとの事。  そして自分が先行した。

行先?は概ねガスに包まれている。

さて、ココはどこかなぁ?  そしてどこに向かうのかなぁ?  (笑)


しかし、荒川 細沢 とは地味な名前です。

沢屋さんでも知らない人、いるかも? ^^





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熊ノ平からの下降点にて。細沢取水堤の工事現場と細沢が見下ろせる。





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んんん~!

直近の記事で凄い倒木とは知っていたが、酷いな、こりゃ。 ><

知らなかったら、たぶん自分は間違いなく引き返しますね、これ。 (笑)

知っている ・・・ ってのは強み?であり、存分に時間をかけて体力を奪われない様、且つ慎重に進んで行く。 先ず、ココが第一の核心です。





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暫く、倒木にウンザリしながら進んでいくと、大滝君。 二段構成。

面倒なので、一括で巻こうと左岸の密藪に突入!

地獄を見ました。

アザミが可愛く感じました。木イチゴだらけの密藪。木イチゴの棘はアザミの比ではありません。
なにしろ「木」ですから、草のアザミとは硬さが違います。

更に巻きの核心部で、「ココを抜けるしかない!」という狭いポイントの真ん中に立派な「タラちゃん」まで登場しました。(笑)

100箇所? そんなレベルではありません。 500箇所は刺されたと思いますよ。シャツは全身毛羽立ち状態ね。 ココが第二の核心。 これも事前に知らないと心が折れるでしょう。 ^^;

命を懸けて二段大滝に挑むか、痛い思いをするか、二つに一つ!
さぁて、あなたなら、どっち?! ^^




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大滝を抜けると、倒木は減って少し歩きやすくなります。




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久しぶりに、角を見つけましたが、今回は重荷なので放置。




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ヌメルのも知っていたので、フェルト底を履いていますが、全く役に立たず!
強烈なヌメリです。 ^^;
本来ならば登れそうな斜滝も巻く以外ありませんでした。但し、あの猛烈な木イチゴは大滝以降数が少なく、アザミ程度であれば握りしめても既に痛いとは感じなくなっていました。(苦笑)
2~3m小滝は少々攀じりましたが、水流ど真ん中を進まねばヌメリが酷い為、ずぶ濡れ。
しかしココ、上流に進めば進むほど猛烈に水が冷たくなります。

この沢の最上流には、「永久凍土」があるのです。

通常、湧水は5℃らしいですが、ここの湧水は3℃。

この2℃の違いで、判断出来るようですよ。 ^^





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標高で2100mを超えるとハクサンフウロのお花畑が連続します。
タカネグンナイフウロも時々ありますが数は少ない。



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標高2150mくらいで一旦水が枯れ、2400mで突然僅かな距離で復活します。(この水が恐ろしい程冷たい)
翌日の事を考えると、もう少し進んでおきたい所ですが、やはり水が一番!水の心配無く、心置きなくお酒を飲みたいのと、テント一張り分の素晴らしい土地があった為、13時前には設営しました。 ^^

そう言えばあの5人組は自分より遥かに標高の高い所をテンバにする予定と聞いていましたが、結局現れず。少し心配ですな。




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周囲はキリンソウと枯れて汚いバイケイソウ。それと雪の重みで曲がったダケカンバ。


また、夜は流星群がバシバシ!飛んでいました。勿論、満天の星空の中。 ^^




そして明けて翌日。

ルートミスで少々シャクナゲの藪漕ぎをしましたが、直ぐに歩きやすいダケカンバのみの沢型へ復帰。

早朝には快晴か?と思いきや、ガスが下方から立ち込めて参ります。

逃げるように300m程グイグイ登って行きます。


すると ・・・




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おや?! 




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ふ~ん。 ^^




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写真中央真ん中あたり水平ながらもコンモリ。これがモレーンの淵?の部分ね。




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頭と尻尾は隠すのね。 ^^;



さぁ!もう分りましたね!

え?!  まだ分らない?  ┐( -"-)┌ やれやれ




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アルプスみたい?

だからアルプスですよ! そして、明らかなカール。(笑)

そう、  ・・・ 細沢カール。

しかし、これでも分らない人、沢山いますよ。 (爆)

因みに、目指すのは右寄りのピークの後方にある写真に写らない場所ね。





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さっきのモレーン、全図。写真緑木が生えている淵が小高くなっていて、中央の窪みに雪が溜まる構図ですね。 ココに永久凍土が詰まっている?のでしょう。 悠久の自然を感じられます。 ^^





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あっ、なんか ・・・ 山、が見えてきましたね。(シラジラシイ ^^;)


カールからは進行方向を色々考えましたが、今回はギリギリまで細沢を詰める事にしました。

最後少しだけ、右手の岩場で3級の岩遊び。 ^^
但し、脆い部分が多いのであまりお勧め出来ません。





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ハイ、到着。 テンバから2時間45分。この時、朝8時でした。

しかし、凄い人人人! 山頂標識がまともに撮れず、この様に必ず人が写ってしまいます。(爆)




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右に塩見。あとは・・・もうお判りですね。 ^^;


さて下山も北か南か?! どちらに進路を取るか決めかねてましたが、この時はかなり余裕があったので下山は長いですが南!へ進路を取りました。

また、静〇県高山〇物保〇指〇員として、北へ進路を取ればこの山の頂点だけの「県」調査?になってしまいます。  せめて、ココから大門沢下降点までの県境はパトロールをして報告をせねば「サボっている!」と思われてしまいます。(爆)



そして山頂を降り始めて暫くすると ・・・




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おっ! ^^



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ヒナがこれからオンタデの茂みにピョ~ン!とダイブし、その後オンタデの花を啄みます。



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下半身だけの、を入れて5匹写ってますよ。 ^^
全部で親1、ヒナ5、の計6匹いました。


いやぁ~助かりました!
先般、南アルプス雷鳥サポーターの任命を受けてから、先週その報告の催促!があり、実は焦っていました。
また?「サボっている!」と思われるのでは無いか! と ・・・。(爆)

実は、先ほどの永久凍土の話も、雷鳥がオンタデを喰らう事もサポーター講習で教わった事でした。^^;

有意義な講習から、それを証明する有意義な実地調査へ繋げる事が出来ました。

しかしこの後、高山植物の静〇県と、雷鳥の静〇市。この二か所に調査報告書を作成せねばなりません。
少々気が重い・・・。書式が結構メンドイんですよ。(爆)




さて、その後は久しぶりに偉そうに睨みを聞かせている農鳥親父を確認し、西農鳥へ登り返し。 ^^



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途中、振り返ります。
この時既に暑さとストックを持参しなかった為、疲労困憊です。ヘロヘロ。 ^^;
隣の農鳥では重荷もあり、何故か強烈に眠いし、マジでビバークしたくなりました。 (爆)

足がガクガクですが、しかし根性で降ります。15分下り、5分お休み、を繰り返し、間ノ〇頂上から駐車場まで、なんと!9時間も掛かってしまいました!(苦笑)



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全体図。



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北沢分岐の直ぐ上流から作業道が尾根に向かっていたので、それを利用。
しかし、書き込んだ通り弘法小屋尾根から登った方が正解みたいですよ。 ^^



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遡行点から。




今、今年初めての筋肉痛を味わっております。(笑)

足は勿論、何故か腕とかも。

足痛は長い下山距離及び下山道が普通の登山道よりかなり「悪い!」ため。

腕痛は、藪漕ぎですね。 ^^


痛みを感じながら、様々な格闘の記憶が鮮やかに蘇ります。

まぁ、間ノ岳までの沢登りだけで2000mくらいの単純標高差。
帰路はこれも単純で2200mは降りましたし、登り返しもかなりなモノ。 ^^;

心地良い?筋肉痛でまだマシかな?



また、この荒川 細沢。 先月に山野井さんら3人が遡行してますよ。
但し、彼らは北岳のバットレスクライミングの前座としての唯のアプローチとして使ってます。
のら人は、この沢登りこそ!が核心です。所詮、前座で精一杯なんです。(爆)
その記事はこちら↓

http://nippontouhanclub.com/wp/?p=1004




キノコは美味しい美味しい!チチタケとタマゴタケを発見しましたが、余裕なく見るだけ。 ^^

まぁ、これからですよ!これから。 本命のキノコ様はね。 フフフ。 d(-д☆)キラリ


さて、来週も天候次第ですねぇ。

キノコの前に、もう1発沢へ行きたいところです。

どうなりますかな。 ( ̄Oノ ̄*)オ~ほっほっほォ





ヽ(*・∀・)**SeeYou**(・∀・*)ノ





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コメント 12

kuwachan

山の日にテレビで間ノ岳、やっていましたね。
その時も富士山がこんな感じでしたし、
雷鳥さんも姿を現していました。保護活動が実を結びましたね^ ^
by kuwachan (2016-08-14 18:13) 

majyo

のら人さんは 色々な事をやっていらっしゃるのですね。
前にも感じましたが、レンジャーみたいな事もされているのですか?
標高差もかなりですが、単なる標高と違って危険が伴う
技術が伴う 数字では表せないですね
こんな山もあるのだなあと感嘆の思いで拝見しました

山野井さんは、一時追っかけしました。本、講演会、その他と
好きなクライマーです。今も頑張っているのですね
こういう世界をのぞかせて頂きありがとうございました
私は汗だくで 低山喘ぎます(^▽^)/

by majyo (2016-08-14 18:46) 

のら人

kuwachan様
おっ、やってましたか?
間ノ岳。 ^^
それも富士山の姿まで同じとは・・・。
いえ、雷鳥はまだ具体的な保護活動まで及んでないんです。
やっと、腰を上げて、具体的に本当に何匹いるのか? です。
昔と較べ暫減しているのは確かで、特に南アルプスが顕著でケツに火が付いた状態です。 ^^;
by のら人 (2016-08-14 20:12) 

のら人

majyo様
レンジャーは公務員ですし、アクティブレンジャーはアルバイトみたいなものです。その末端に構成されるあくまでボランティアですよ。 ^^
間ノ岳までは完全な趣味、そのあと切り替えてボランティアです。(本当はね、それもボランティアの行動規範の中では許されていないんですよ。ですから、こっそり。(笑))
凄いですね、majyoさんは!
おっかけですか!? 
山好きでソネブロ書いている人の中でも、山野井さんや、竹内洋岳氏など実際にあった方はいないのでは?
奥様の妙子さんも凄いクライマーです。尊敬できる夫妻ですね。^^
by のら人 (2016-08-14 20:22) 

tochimochi

間の岳の沢でしたか。
すごい遠征ですね。
おっと指導員と雷鳥サポーターの仕事も兼ねていたのですね。
ご苦労様です。
今回はツェルトではなかったのですね。
さらに酒も担いで2000mの標高差はすごいです。
そしてキイチゴとタラノ木の密藪、聞いただけでもう結構です ^^;
山野井さんの名前は久しぶりに聞きましたが、まだまだ頑張っているのですね。

by tochimochi (2016-08-14 22:16) 

のら人

tochimochi様
北アルプスよりは近いです。 ^^;
ボラですが、あまりサボってもいられないので、少々。
やはり広い家?は寝心地が良いので今回は自立式ツェルトにしました。
間ノ岳までは体力的には楽勝だったのですが、やはりバリなのでそれで使い果たしていたのでしょうね、体力を。この棘地獄、先輩も是非!^^
山野井さん、そろそろヒマラヤなんですかね。最近海外遠征に行かれてないので楽しみです。
by のら人 (2016-08-15 08:02) 

nousagi

>命を懸けて二段大滝に挑むか、痛い思いをするか、二つに一つ!
さぁて、あなたなら、どっち?! ^^

そもそもそんなところ行けないし・・・
2400mとはこんなところだったんですね。
クマさん、きませんでしたか?
ライチョウ5羽見つけました。(^^;)
by nousagi (2016-08-15 10:03) 

のら人

nousagi様
そうです。
こんなところだったのですよ。^^
笛を吹いたり、鈴を鳴らしたりしておびき出そうとしましたが、熊は出ませんでした!(逆かな?^^;)
雷鳥見ましたか?
北アルプスですかね・・・たぶん想像で。
by のら人 (2016-08-15 19:37) 

Jetstream

相変わらずの激コース。間ノ岳を沢から詰めるという発想は思いも及びません。麓からの標高差も沢だけで2干Mなら累積標高差も相当なもんで、急登、ヤブ漕ぎ等含めかなりハードなルートと察します。。私は間ノ岳より南へ下ったことはありませんが「農鳥小屋」のお世話になるくらいなら大門沢か奈良田まで下ります。
お疲れ様です。でも天気が良ければ今週もお出かけ下さい。
by Jetstream (2016-08-15 20:57) 

のら人

Jetstream様
南アルプスは特に尾根筋の藪が酷い為、登山道以外だと、沢からのアプローチが有効ですよ。是非。 ^^
農鳥親父にはお世話にならない方が良いでしょう!これは間違い無い!(爆)1,2年前にバイオトイレ導入という記事を読んだ記憶があったのですが、未だ垂れ流しでした。最悪な小屋です。存在そのものが環境破壊であり今すぐに消し去るべき小屋です。(笑)垂れ流され露出している、「う〇こ」を是非沢山の人達にご見学頂き、一考して貰いたいですね。
故に皆さん!百名山ばかりに行かないで是非、農鳥にもお立ち寄りくださ~い。 ^^
by のら人 (2016-08-16 10:10) 

伊閣蝶

40年近く前、とある社会人山岳会に所属していた折、各人が例会で正月山行の予定を登録しておりました。
ある先輩が、荒川北沢を登りバットレスにつなげるという山行予定を登録し、それを傍らで聞きながら背筋が寒くなったことを思い出しました。トップレベルのクライマーのスキルの高さは、まさに想像を絶するものでした。
そのころから、野呂川流域の沢には興味を持っておりましたが、今出に訪れる機会がありません。
細沢は、その中でも最も興味をひかれています。
そんなこともあり、むさぼるように拝読しました。

ところで、大門沢からの下山路。
噂では吊り橋も次々に落ちていてかなり荒れているという話ですが、悪そうですね。
この下山路も何度か使いましたが、大門沢小屋の恐ろしい管理人の印象がいまだに根強く残っています。あの人はまだ健在なのでしょうか?
by 伊閣蝶 (2016-08-17 22:52) 

のら人

伊閣蝶様
正月に北沢からバットレスですか?!
これは背筋が凍りますね。否、寒くて全身凍りそうです。^^;
まぁ、ヒマラヤを目指すのであれば必要不可欠なんでしょうね。
近々死ぬのでは?と思われるクライマーは散見されますが、彼らは登攀能力自体が最低でも5.11以上一撃クラスですし、まぁクライマーである以上死んでも仕方ないのかも、と思います。逆に俄かクライマー気取りの人が危ないですね。充分に単独で連峰や沢の継続登攀の経験が無いにも係わらず、その気になってヒマラヤに行く人。(笑)高原ハイキングならばまだしも8000mは・・・?(爆)それも酸素ボンベのお世話になる人は私は尊敬どころか逆に軽蔑してます。^^大門沢は恐ろしい管理人がいたのですか?泊まった事が無いので・・・。この辺りの登山道は普通の沢の巻き道クラスの荒れ方ですから、一般登山道と勘違いすると痛い目に合いますね。自分が昔この辺りを歩いた際は渓流釣りの延長でちょっと農鳥まで、みたいな。^^オオコモリ沢とかでビバークした記憶があります。
by のら人 (2016-08-18 09:15) 

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